いびき、はぎしり
いびきとは空気の通り道が狭まっているのに無理やり呼吸しようとして起こる音です。
多くは軟口蓋の振動による音です。
日本人では男性の
21%、女性の6%がいびきをかくとの報告があります。
いびきによって起こる最も大きな問題が騒音です。
『うるさくて一緒に寝られない』と
別室送りになったり、友達との旅行を断ったりすることになります。
ただ、実はいびきにはもっと大きい問題がひそんでいます。
いびきは私達の体に大きな負担をかけているのです。
あまり睡眠が取れなくて疲れ
が取れない、イライラする、記憶力や集中力が低下するだけでなく、高血圧や糖尿病,心筋梗塞などの病気を引き起こすこともあります。
また、極端なケースではいびきが原因でで突然死する可能性さえ指摘されています。
いびき、呼吸障害の治療法
【1】スリープスプリント
スリープスプリントは夜寝るときにマウスピースみたいなものを口の中に装着することで下あごを前に引き出し、舌根の沈下を防止し気道を確保する目的で使用します。
このスリープスプリントは歯科で歯の型を取り作製します。
いびき、呼吸障害の76%の方に効果があると報告されています。
対象となる人は、小あごの小さい方、下あごが後退している人、太って舌が肥大している人、舌根の沈下を起こしやすい人です。
アデノイドや口蓋扁桃肥大がある人、歯の数が少なかったり、かみ合わせが悪い方にはこの装置は適していません。
このスリープスプリントは使用するにあたっては必ず、医師、歯科医師に相談して、診断指導を受けて下さい。
【2】持続陽圧呼吸装置
持続陽圧呼吸装置は鼻にゴムマスクのようなものを装着し、コンプレッサーによって空気を持続的に鼻から上気道に送り込むことで上気道の閉鎖を防ぐ方法です。
大変効果的な治療法ですが、1セット35万円と高価な装置なのと専門の医師の診断を受ける必要があります。
最近では重度の睡眠時無呼吸症候群の方には保険が効くそうです。
【3】その他の治療法
薬物療法、手術による外科的治療法があります。
家庭でできる無呼吸やいびきの対治療法
【1】ダイエット(減量)
いびきをかく人は肥満の人が多いです。
健康のためにダイエットをおすすめします。
【2】
鼻孔拡張テープ
鼻孔拡張テープは鼻孔を広げて酸素の吸入量を増やす目的で使いますが、手軽にいびきにも使用できます。
3Mヘルスケアの[ブリーズライト」
が代表的な商品です。
【3】横向きで寝るクセをつける
仰向けで寝ると動力の影響で舌がのどに落ち込んで、上気道を防ぎやすくなります。
横向きで寝る習慣を付けると舌の落ち込みは防止
できます。
【4】
鼻で呼吸する
鼻づまりもないのに口で呼吸する習慣のある人は鼻で呼吸する癖をつけましょう。
口を閉じて絆創膏などをタテに貼付けるといいようです。
歯ぎしり
夜間就寝中に歯と歯を咬み合わせて、すりあわせて甲高い音を立てることを歯ぎしりと呼びます。
音が騒音となり、いっしょに寝ている家族に迷惑
をかけたり、歯をすりあわせることによって自然の歯がすり減ったり、セラミックなどの差し歯が破折といって欠けることもあります。
この歯ぎしりを防止する装置がナイトガードです。
ソフトタイプのナイトガードを夜間装着することによってほとんどの歯ぎしりが防止できます。
このナイトガードは今は健康保険適用で5,000円程度の負担で作ることができます。
歯ぎしりでお悩みのときはぜひ当院にご相談下さい。
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